「hue」最終ツアーのレポートを、年を越す前に残しておきたいと思います。
11/4(土)名古屋・西アサヒ。
昨日はツアー初日は名古屋・西アサヒ。
主催の織音工房・酒井さんには長年お世話になっていて、何もかも安心しての会場入りでした。
準備の前に、まずは西アサヒ名物のたまごサンド!
2度目でしたが、やはり感動。
絶品。
セッティングもサウンドチェックも快調に進み、開演の頃にはたくさんのお客さまが。
笹子重治さん、橋本歩さんとのトリオは、常呂でのライブ以来1カ月ぶり。
少し久々の感ありでしたが、それが良い具合に新鮮で、そして1カ月おいて熟成されたのか、より楽しさが増していました。
ライブ中、ずっと音の海のなかにいて、それがとても気持ち良かった。
笹子さん、歩さんとの楽器での対話が、本当に楽しい。
それをとことん味わえるライブだったと思います。
いつもながら、お客さまやお店の生み出す空気に本当に助けられます。
名古屋の注目エリア、円頓寺(えんどうじ)商店街。
老舗がたくさん残り、またその旧い建物を活かしてリノベーションされたお洒落なお店も点在する素敵な商店街に、西アサヒはあります。
私は昨年、円頓寺パリ祭にサウスコンシャスで出演し、その時の打ち上げ会場が西アサヒで、居心地の良さ、たまごサンドの美味しさを味わっていました。
しかし今回あらためて、この商店街が
「生きている」
と実感しました。
早めに到着し、ゆったりとお店でくつろぎながらたまごサンドをいただいていると、通りから三味線の音が聴こえてきます。
近くの劇場の方々が練り歩き、お芝居の宣伝に歩いているのです。
路地を歩けば、そこここに魅力的なお店。
人が、動いている。
街が、生きている。
都会ですら見ることの難しい、「生きている」商店街。
また、ここに来たいと思いました。
ご来場くださった皆さま、織音工房・酒井さん、お手伝いくださった方々、西アサヒの皆さま、ありがとうございました!!
11/5(日)神戸・みみみ堂。
2日目にして、もうすでに、感無量でした。
なんという、ホーム感。
みみみ堂さんは、Facebookページでこの日に向けて毎日、カレーの紹介とともにライブの紹介をしてくださって、しかもその紹介内容が毎回違うのです。
時間をかけて丁寧に作る。
みみみ堂さんのカレーと同じように、このライブの場も丁寧に作ってくださいました。
イラストレーターの松栄舞子さんも、この日のために私たち3人のイラストを書いてくださって、会場を飾ってくださいました。
本当に可愛い!
歩さんがツインテール!
笹子さんが襟付きの服!
横長な会場は、プレイヤーにとって通常は演奏しやすいとは言えないものなのですが、ここ、みみみ堂では、毎回リハから「良い音だなぁ〜」と思える形になります。
それは本番も続き、この日も、3人での演奏がとても楽しかった。
9月から始まった秋のツアーも、この日がちょうど10本目。
ギター笹子重治さん、チェロ橋本歩さんと3人での音の対話は、ますますニヤリとしてしまう楽しさです。
今までも思っていたことですが、今年のツアーでは、お客さまと会場の空間と一緒にライブをつくっている、という感覚が強い。
それは日に日に強くなっています。
だから、毎日、次の日が楽しみになります。
これは続けられなければわからなかったことだなぁ、とつくづく思いますし、ここまで続けられたことを、幸せに思います。
ご来場くださった皆さま、みみみ堂の皆さま、松栄舞子さん、本当にありがとうございました!!
また次回、来させてください〜
11/6(月)岡山・城下公会堂。
昨日はツアー3日目、岡山・城下公会堂でのライブ、連休明けの月曜にも関わらず、お越し下さった皆さま、迎えてくださった岡山の皆さま、ありがとうございました!!
(ステージ、集合写真は、長棟さま撮影)
ツアーの決まった6月から、城下公会堂のひろぽんさんや、いつも応援くださっている赤木さんと連絡を取り合いながら、当日に向けて準備をしてきました。
岡山駅から路面電車に乗り、城下公会堂に到着。
私は、4年ぶりの岡山でした。
久々のひろぽんさんとの再会。
そして、前日の神戸ライブや、9月の倉吉ライブにも足を運んでくださった赤木さんもすでに到着。
会場は、フラワーアーティスト土光まりさんにより、めちゃくちゃ素敵に装飾されていました!
しかも、この日の植物たちには、事前に「hue」の音源を聴いてもらっていたそうです。
音源と、ライブ。
野の花たちに、どんな風に感じたか、感想を聞いてみたくなります(笑)。
そして、芳香専門店「ペルフムム」の木村さんにより調香されたオリジナル・アロマオイル「hue」。
フランキンセンスが主体のオイルは、グリーンが香るのですが、少し時間を置くと、甘さがふわりと香ります。
柔らかくて、優しい香り。
ご用意くださったディフューザーの調整で、本当に心地の良い香りで会場が包まれました。
この日だけの、特別な舞台です。
城下公会堂は、木の床がいつも印象に残ります。
PAのスティーブさん(日本人)により、3つの弦楽器が心地良く響きました。
野の花たちに見守られ、ほのかな優しい香りに包まれて、あっという間の2ステージ。
温かな空気の流れるなか、無事にライブが終わり、感謝でいっぱいでした。
城下公会堂のひろぽんさんにも、大変お世話になりました。
この日だけの限定・お花のクッキーや、お花のドリンクを提供いただきました。
お花のクッキー、可愛い!
発売直後より岡山で「hue」を販売してくださっている流しのCD屋・岡本さんにも感謝。
粋なはからいだらけの岡山公演。
今回、このような場を考えてくださった赤木さんの音楽愛と熱意に、涙が出そうです。
ご来場くださった皆さま、城下公会堂の皆さま、岡山の皆さま、本当にありがとうございました!!
11/7(火)大阪・絵本カフェ holoholo
ツアー4日目は大阪・絵本カフェ holo holo、まずは名物のホットケーキ!
素晴らしい焼け具合。
リンゴのアップサイドダウンケーキも絶品。
そして本日のライブ限定「hue」セットが!!
ギネス以外のお飲み物と、オードブルが何種類かついて¥1000。じゅる。。
なんと、リハーサルしていたら、アコーディオンの佐藤芳明さんが来られました!
近くでライブとのことで、しばし談笑。
地方でこのようなニアミス、うれしいものです。
そしてライブには、たくさんのご来場をいただきました。
笹子さんは何度も出演されている、holo holo。
私と歩さんは初出演でした。
holo holoのスイーツ番長こと南條さんとは、ずいぶん前にお会いしていました。
大人気ユニット・ザッハトルテと、コーコーヤが京都で対バンライブをした際、聴きに来てくださったのでした。
その後、マスターもご一緒に、大阪の名店「ショビシュバ」のライブに来てくださって、ずっと気になっていたお店でした。
(その時いただいたショップカードのパンケーキ写真に、速攻でやられました)
なかなかタイミングが合わず、時間がかかってしまいましたが、ついに初出演が叶い、とてもうれしい気持ちでのライブでした。
holo holoの空間、最高でした。
ギターと、少しだけヴァイオリンを補強する感じで機材をセッティングし、基本的には生音を聴き合いながらのライブ。
演奏者自身が耳を、気持ちを研ぎ澄ませながら、それぞれの音を楽しむ。
同じ曲で、笹子さんが突然アプローチを変え、必死についていく私と歩さん。
歩さんにハッとさせられたりもして。
生の醍醐味を味わいながらのライブでした。
私は、ショビシュバのショーロの集まりに参加させてもらったり、コーコーヤでも何度も出演させてもらったり、大阪ではブラジル音楽やショビシュバを通じて知り合った方が多かったのですが、そこで知り合った方々にも久しぶりにお会いできたりして、とてもうれしく、また感慨深かったです。
ミュージシャン率も高かった。
また、関東などご遠方からのお客さまもいらして、感謝しきりです。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!
最高のホスピタリティ、最高のホットケーキでお迎えくださったholo holoの皆さま、連日の告知もしていただき、本当にありがとうございました!
11/8(水)浜松・KJホール。
ツアー5日目、最終日の浜松・KJホールでのライブにたくさんのご来場ありがとうございました!!
9月から始まった「hue」ラストツアーも、この日で13本目。
すべてを終えたとき、自分がいったいどんな気持ちでいるのか、そんなことも楽しみにしながら最終日を迎えました。
KJホールは、前回コーコーヤで出演させていただいてから4年ぶりの出演。
笹子重治さん、橋本歩さんとのトリオでは初出演でした。
初めての浜松ライブから10年以上が経ち、色々と思い出のある地です。
今回お世話になったBandNightStaffの岡林さん、いつものごとくPAもお任せしましたが、あっという間に整って、気持ちの良い音になりました。
過去にKJホールで演奏させてもらったなかでも、抜群の弾きやすさでした。
開演すると、浜松ではおなじみの方も、そして初めての方、東京からの方、久々の方もいらして、曲が進むごとに客席の集中度も高まるような感触がありました。
最後はダブル・アンコールをいただき、全国13ヶ所のツアーのラストの曲は「スナックあゆみ(仮)」
という素敵な終わり方!
客席から自然発生した手拍子が、とてもうれしかったです。
BandNightStaffの皆さまからは、終演後にうれしいケーキのお祝いが。
涙が出そうになりました。
ご来場くださった皆さま、BandNightStaffの皆さま、本当にありがとうございました!!
これにて、全13ヶ所の2017年「hue」ツアーが終了しました。
福岡、小倉、山陽小野田、雲南、倉吉。
札幌(2ヶ所)、常呂。
名古屋、神戸、岡山、大阪、浜松。
どの場所でも、会場やお客さまに恵まれ、プレイヤー自身が音楽の楽しさを味わえるような、そんなライブばかりでした。
ご来場くださった皆さま、アルバム「hue」をお求めいただいた皆さま、足を運べなくても告知にご協力くださった方も多く、皆さまに支えてもらって、これだけの場所に音楽を届けることができたと思います。
そして各地の主催の皆さま、会場の皆さま、応援くださる皆さまに、大変お世話になりました。
地元の方々に声をかけてお客さまを集めてくださることが、一番大変なことであり、ミュージシャン自身ではとても手の届かないところに呼びかけてくださり、どの会場も、温かなライブにしていただきました。
ご一緒してくださったギター笹子重治さん。
チェロ橋本歩さん。
お二人の音色、繰り出されるリズムに、毎日わくわくしました。
終盤に向かうにつれて、意外な展開も多く、ステージで思わず笑ってしまう瞬間があり、楽しく過ごせたのもお二人のおかげです。
皆さまに感謝です。
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