2020年6月30日火曜日

リモート録音。

2020年も折り返しに入ろうとしています。


ここ数日は、自宅にてリモート録音作業をしていました。
ソフトを変えたり、マイクをさらに投入したり。
まだまだ試行錯誤中ですが、機材について色々教えてくださった方々に感謝です。



(新しいソフトは本とネット検索を駆使!)



(遠目にはFOSTEX)



(メインはライブでも使っているDPA)


2月あたりから雲行きがあやしくなり、
いくつものライブやお仕事がなくなっていきました。


いつ再開できるのかもわからない。
ひたすら曲を作るしかない日々でした。


そんな中でもお声をかけていただき、平塚市の依頼で動画を制作。
MAKOさんとのリモート共演動画など、これまで未知だったことにも挑戦する機会をいだきました。
地元メディア、タウンニュースの取材で、海辺で弾いた動画も増えました。
(最後にリンクをまとめます)


平塚市の動画制作は、市のYouTube文化芸術チャンネルで公開されています。
初めての動画制作でスキルゼロからだったので、内容を決めるために絵コンテを書くところからスタート(笑)。
そして、最近のソフトは素人に優しい。
四苦八苦しながらもどうにか完成させられたのは、ハード・ソフト両面の技術のおかげだなぁと実感しました。


この動画制作の際、ヴァイオリン・ソロは自宅で録音しました。
録音はPCについていたソフトを使いましたが、この時の経験で、自分で録音する環境をさらに整えようと思いました。
勿論、スタジオでエンジニアさんにやっていただくようなわけにはいきませんが、自分一人でこんなことができるようになるとは、数ヶ月前は想像していませんでした。


以前のような生活に戻られた方もいらっしゃれば、まだまだおうち時間が長い方も多いことと思います。
戻ったといっても、まったく同じにはなれないのは、どの世界も共通かもしれません。


音楽の世界も、少しずつやり方を試行錯誤しながらのライブ再開や、配信の技術向上など、変化しながら続いていくのだと思います。


2020年の後半が、少しでも明るいものになりますように。
少しずつでも、音楽にふれていただける機会が増えますように。
元気で過ごせますように!



【動画リンクまとめ】

・平塚市文化芸術チャンネル

・MAKOさんとのリモート動画

・海辺でヴァイオリン(タウンニュース取材)

2020年6月13日土曜日

コーコーヤのレコーディング


昨日までの4日間は、コーコーヤ・4thアルバムのレコーディングでした。


素晴らしいゲストのパーカッション岡部洋一さん、ベース西嶋徹さん、ピアノ林正樹さん。
録りながら感動する瞬間がたくさんありました。やっぱり凄い。
そしてスタジオ・ハピネスの皆さまにお世話になり、無事に終わりました。


(左から黒川紗恵子さん、岡部洋一さん、笹子重治さん、西嶋徹さん、江藤)


(中央左が林正樹さん)


すでに笹子重治さん、黒川紗恵子さんがFacebookで素敵にレポートされているので、私はレアなトラブルの報告を。。


1日目の前夜、準備のため部屋に入ると、ヴァイオリンのテールピースを固定するガットが切れ、楽器がバラバラになっていました。
駒はとび、弦もはずれてビヨンビヨン。
惨状を目撃し、しばし呆然としました。
すでに22時を過ぎ、いつもの楽器屋さんにも連絡とれず。


(のっぺらぼう)



(切れてしまったのはテールガット)


スタジオには翌朝11時の入り。
むむむ。ない知恵をしぼりました。

実は15年以上前、ライブ中に同じところが切れて生解体ショーをやった経験があり(@高田馬場コルコバード)、その修理の際にもらったナイロン製の部品で応急処置し、とりあえず見た目は元通りになりました。
しかし、弾いたら明らかに音が違う。
一度駒が外れると色々な位置が変わり、響きが大きく変わってしまいます。

このままで録音するわけにはいかないので、メンバーに遅れるかもしれない連絡をし、翌朝9時台に都内へ。
楽器屋さんは本当は10時からだけど、お電話したらすぐに入れてくださり、素早く調整。
音を出したらいつもの響きになり、涙が出そうになりました。


かくして、少し遅刻してしまったものの、無事に音出しに間に合い、レコーディングにのぞむことができました。
慌てなくてよいと言ってくれた笹子さん、さえちゃんには救われました。
急遽みてくださった松本弦楽器の松本さんにも感謝です。

気が気でなく、寝不足で迎えたレコーディング初日でしたが、もしスタジオに入ってからこの事態になっていたらと思うと恐ろしく、前日に起こったのは本当にラッキーだったと思います。


始まってからは、皆さまの音にときめきました。
ちなみに、岡部さんが使った楽器のひとつにケンタッキーの袋がありました(笑)。



(マイクは2本)



(ダンボールも楽器でした)


というわけで、音源は年内にリリース予定です!