2004年2月22日日曜日

リオ篇 2月22日(日)

今日は二度目のニテロイ。ホナウドがニテロイのライブハウスに出演するという。
夜にプラッサ・キンゼから船に乗る。昼間とくらべて乗客の少ない船室はちょっと恐いと思ったけど、船から見る夜景はきれいでした。船着き場を出てすぐ、出迎えにきたホジェーリオに名前を呼ばれ驚く。うーむ、なんて時間に正確な人なんだろう。負けました。前回同様UFOのような美術館を通り過ぎ、大学なども 通り過ぎたけれど今度はずっと近い場所で町中にある居酒屋。
数年前に発売されたCD「オルキージア」のアルバムタイトルにもなったこのお店では、最近はホジェーリオが一緒にショーロを演奏する機会はないようで、この日はなんとジャズ。ホナウドってジャズも演奏するの?と驚く。編成はキーボード、ウッドベース、ドラム、そしてホナウドのバンドリン。
始まってみると、なんとも面白いライブ。何が面白いって、曲はショーロでやり方がジャズ、そしてグルーヴはブラジル!ショーロの曲をメンバー各自凄絶なテクニックでアドリブをとるけれど、リズムが崩れることはない。どんな曲をやってもやっぱりブラジル人のサウンド。参りました。

そしてカンジャとして今日も参加。さてどうしたものかと半分途方にくれつつも後半ずっと演奏。もうヤケクソでアドリブ頑張ってしまいました。最近ホナウドからよくリクエストされるモンティのチャルダッシュも演奏。
もう一人カンジャでアウフレッドという若者がサンバを歌う。 彼とは最近よく顔を合わせる。クララ・ヌネス劇場のホーダ・ジ・ショーロではギターを弾き、昨日の『カリオカ・ダ・ジェンマ』ではサンバを歌っていた。彼はニテロイに住んでいるらしく、ホナウドの息子でやはりバンドリンを弾くチアーゴとも一緒にバンドをやっている。
休憩中、ホジェーリオが色々と解説してくれてここでもプチ・レッスン。まったく親切な人です。彼は最後までいられず私を送り届けるようにとアウフレッドとホナウドに告げ途中で帰宅。そしてアウフレッドもホナウドもニテロイに住んでいるというのにわざわざコパカバーナまで送ってくれたのです。どこかタクシーの拾える場所まで送ってもらえたら一人でも大丈夫だったのに、と言ったけれど「まぁいいじゃん」とお二人。恐縮です。
海上高速道路を渡り、右手に警察署の建物が見えたあたりで、左手の港に停泊中の豪華客船「クイーン・エリザベス号」を見る。日本でもお目にかかったことがなかったのにこんなところで出くわすとは。三人で船の豪華さ、長さに感心しながらコパカバーナへ。これから二人はまたニテロイへ戻るのだから、本当にお手 間をかけました。

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